当協会について
アジア花の文化協会設立の趣意
フラワーデザインは文明開化とともに、欧米から日本にやってきて100年余りが経ちました。その間に、日本のフラワーデザインは目覚しい発展をとげ、世界に冠とするレベルに達しようとしています。一方、日本には奈良時代からとも言われる「いけばな」という伝統的な花の造形文化が存在し、1つのフローラルアートとして世界から高い評価を受けています。いまやこの「いけばな」と「フラワーデザイン」は日本の花文化の中で、重なり合い、交差し合い、いくつもの接点を持っているように感じます。この素晴らしい花文化を継承し前進させるために私達は次の3つの理念に取り組みます。
1 アジア諸国への日本の花文化と造形の普及です。
近年のアジア諸国の経済発展は目覚ましいものがありますが、花の流通、消費のシステムはかなり遅れています。それは花を楽しむためのインフラが十分に成熟していないのが一因と思われます。欧米のフラワーデザインから、日本のフラワーデザインが作られてきた歴史を考えると、今後のアジア諸国の発展に日本の花文化と造形を通して協力することが私どものひとつの役割と考えます。
2 花文化や花の造形を同じ場、同じ時に議論することです。
日本には誇るべき伝統的な「いけばな」という花文化と花の造形があり、その「いけばな」という花文化の土壌のある日本のフラワーデザインは、その発展の中に欧米にはない独自のものを造り上げてきました。しかし、ふたつの花文化を共に議論する場がありません。議論することが発展の第一歩であると考え、その足掛かりとなるシンポジウムを東西で開催し、花文化と花の造形への理論を熟成し、花の文化・造形学会への道を開いていきたいと考えます。
3 花を通した社会貢献活動です。
日本では成熟した社会で求められる社会的責任を全うすることが法人として、又個人としても、求められています。「アジア花の文化協会」は花と花文化を通して積極的に社会貢献事業を行います。
以上、この3つの理念(アジア諸国への花文化の普及、花の文化・造形シンポジウムの開催、社会貢献事業の実施)を持って、一般社団法人アジア花の文化協会(AFCA)の設立を致しました。 ぜひ皆様のご協力、ご参加をいただけますよう心よりお願い申し上げます。
一般社団法人アジア花の文化協会
代表理事 回渕 昌子
一般社団法人アジア花の文化協会役員名簿
代表理事 | 回 渕 昌 子 |
専務理事 | 本 多 道 明 |
理 事 | 久 保 一 正 |
理 事 | 佐 藤 ハル子 |
理 事 | 浅 石 薫 |
理 事 | 小 綿 麻美子 |
理 事 | 長 井 睦 美 |
理 事 | 北 原 みどり |
理 事 | 吉 岡 京 子 |
理 事 | 楊 嫻 文 |
監 事 | 古 川 充 |
監 事 | 飯 田 保 美 |
顧問 | 大場秀章(東京大学名誉教授) 磯村信夫(株式会社大田花き代表執行役社長) 雪平 円(日本華僑華人婦人連合会会長) 張 柏樹(北京孚美花尚插花芸術設計有限公司総経理) |
事務局 | 〒790-0051 愛媛県松山市生石町246-3 |
Tel090-4785-4326 FAX 089-945-3049 E-mail afca2@md.pikara.ne.jp |